ドラえもんの生誕50周年を記念して、
デザインオフィスnendoが制作した”ブックエンド”

ドラえもんの生誕50周年を記念して、
デザインオフィスnendoが制作した”ブックエンド”の外装。
包装には
ドラえもん × nendo の刻印
ドラえもんの生誕50周年を記念して、
デザインオフィスnendoが制作した”ブックエンド”の包装中身。
中にはデザインの哲学がわかる小冊子

ドラえもんの秘密どうぐ「どこでもドア」からイメージされており、
ドアが開く様子を切り取ってブックエンドの形に落とし込まれている。

ドラえもんの生誕50周年を記念して、
デザインオフィスnendoが制作した”ブックエンド”全体図。

高級感のあるスチール素材かつマットな手触りに仕上がっている。

どこでもドアだからといって鮮やかすぎるピンクでもなく、
テカリもないため、ナチュラルにインテリアに溶け込んでくれそうなデザインだ。

ブックエンドは下部の本の下に潜り込ませる部分とその延長で自立させ、
本を支える構造になっていることが多い。


ただ、このブックエンドはどこでもドアを開いたような構造で自立させる作りになっている。
一見、ほんと反対側のスペースを埋めてしまうデザインなのでは?と思ってしまうが、
通常のブックエンドでも本と反対側には土台が伸びているため、スペースは実は問題ナシ。

ユニークなデザインで読書の意欲を掻き立ててくれるおすすめブックエンドです。

ドラえもんの生誕50周年を記念して、
デザインオフィスnendoが制作した”ブックエンド”の底面。
土台の裏にも ドラえもん × nendo

そもそもブックエンドって?

本が倒れないように支えることを目的として存在している事はわかるが、

本当に必要なものなのか?

起源を辿ってみると、意外と新しいもので、
単純な金属の一枚板の形式で1870年代に海外で特許が取られているようだ。

という事はそれまではそういった形でのブックエンドというものは存在しなかったわけだ。

本自体はもっと前からあったわけだから、それまでは本をそのまま平置き・平積みする、
もしくは本棚に詰め込むことが多かったのでは。

ただ、平置きや本に合わない支え方をすれば本は歪んで変形、痛むことになる。
そこで本を支えることに特化したブックエンドが開発された、って感じだろう。

ドラえもんの生誕50周年を記念して、
デザインオフィスnendoが制作した”ブックエンド”の使ってみた図。

ブックエンドのいいところは本棚の枠に収めずとも、
本をインテリアとして見せることができる点だと思う。
机の上に平積みにするだけではできない見せ方をさせてくれる。

多様な世界を味わうことができる本と
世界を瞬時に移動ができるどこでもドアの魅力をつなげた作品。
本との生活が少し豊かになるかもしれない。